カメリアプログラム

 カウンセリングとお薬を中心とした入院治療に、グループミーティングや作業療法などのプログラムをプラスすることで治療効果をより高めていきます。また、患者様の闘病生活をサポートするご家族のために「家族教室」なども用意しました。プログラムのメニューは、これから順次拡充していく計画です。 精神科医療で40年以上の歴史をもち、こうしたプログラムを多彩に展開している大村共立病院(長崎県大村市/カメリアグループ)との医療連携も、横浜カメリアホスピタルの特長のひとつ。横浜と長崎を組み合わせた入院療養も可能です。

グループ療法

 グループ療法には以下のような効果があります。継続した参加がとても大切です。

<ヤーロムの治療因子>

  • 自分の感情に気づく。
  • 自分の問題が他の人と分かち合える。
  • 助言が得られる。
  • 対人関係スキルが身につく。
  • 孤独感、自己無価値感の解消
  • 自分の将来に希望が持てる。
  • 自信が回復する。
  • 周囲への信頼感が回復。

思春期グループ「あいあい」

 思春期において、「なんだかうまくいかない」、「これからどうしたらいいんだろう」という悩みを抱えることは少なくありません。そして、そのことを1人で悩んでいる方はたくさんいます。 誰かに話して、誰かに聞いてもらえるという体験は、孤独を和らげ、自分の気持ちや考えを整理したり、新しい自分を発見することにつながります。 あいあいは、その体験をメンバーのみなさんで分かち合う場所です。少しずつ、気持ちや体験を言葉にしていく練習をしていきます。 安心と自由を保障された空間で、自分のための時間を過ごしましょう。

日時
毎週火曜日 14:00~
場所
カウンセリングルーム

摂食障害者のためのグループ 「まい・らいふ」

 摂食障害の大変さは、なかなか人には理解されません。そんな中で治療を続けていくことは、孤独でもあります。その治療の途中で、同じ悩みや似た経験を持つ人たちと、ちょっと立ち止まって自分の歩みを振り返り、自分が辿ってきた道を確認したり、これからのことを考えたりすることは、自分自身やお互いを支えることにもつながります。 摂食障害という病気を抱え、同じ悩みを持つ人同士が集まり、それぞれ自分のことや身の周りのことについて話をします。《まい・らいふ=My Life》は、同じ悩みをもつ仲間と出会い、自分の経験や気持ちを語り合い、分かち合う安全な場です。

日時
毎週火曜日 14:00~
場所
OT室

※グループ療法の導入には医師の処方箋が必要になります。主治医にご相談ください。

男子グループ「のびのび」

 小学生の間は、見たり聞いたりしたことを覚え考える力や、対人スキルを身に付けていく大事な時期です。お勉強やお友達関係が苦手で、自分の気持ちを上手く表現して発散できないと、イライラしやすかったり、お友達や家族とのケンカがおきやすかったりします。のびのびは、複数人で遊びながら体の使い方を練習したり、ワークを通して見る/聞く/想像する力(認知機能)を伸ばしていく時間です。一緒にのびのび楽しく遊んで、ストレスを発散しながらお友達との関わり方を学びましょう。

日時
毎週木曜日 13:00~
場所
中庭、カウンセリングルーム

認知行動療法グループ

 抑うつ気分や不安感を抱える入院患者様を対象とした、退院支援プログラムです。少人数グループで、認知行動療法の基本的な考え方を身につけ、退院後の問題・不安を見つめなおしていきます。プログラムの前半の時間は講義、後半の時間はワーク・話し合い形式で進みます。週に1回90分、全4回の内容です。

日時
毎週水曜日 10:00~
場所
急性期3F、面会室
内容

各回テーマ

1回目 認知、自動思考とは
2回目 事実をとらえよう
3回目 思い込みから抜け出そう
4回目 自分の考え方のクセに気付こう

※グループ療法の導入には医師の処方箋が必要になります。主治医にご相談ください。

家族教室

 当院では、家族も治療者の一人と位置付けて、治療を進めていきます。 ご本人様の病状を理解するために、知識を増やし、ご本人様の回復の過程を支えるための知恵を得ていただき、長い道のりを一緒に登っていく勇気と活力を得ていただくために、家族教室を準備しております。

思春期家族プログラム おやおや

 「おやおや」は、子どもとの関係をよりよいものにしたいと願う親御さんたちのための治療プログラムです。このプログラムでは、疾患理解のための講義をはじめ、子どもと関わる際に有効な対処やコミュニケーションスキルについて学習していきます。 子どもの病気について学び、対処の仕方や対応のコツを身につけて、子どもとのよりよい関係を築く知恵を蓄えましょう。

日時
第3土曜日13:00~15:00
場所
横浜カメリアホスピタル1階OT室
費用
1クール 一家族4,000円
参加形態
事前申込制 クローズドグループ(クールごとに参加者は固定されます) 
1クール全てに参加ができるよう予定の調整をお願いします。 
内容

毎回(全4回)、講義(30分)と参加型ミーティング(90分)があります。

講義(30分)

  講義の内容
1回目 子どもの不適応や問題行動の理解
2回目 対応のノウハウ
3回目 社会資源の紹介
4回目 こじれにくい家族関係について

・参加型ミーティング(90分)
子どもとの関わりで困っていることについて様々な考えや知恵を出しあっていきます。問題や困難に対する対処法を見つけ、コミュニケーションスキルを身につけましょう。

申込方法
外来受付、あるいは病棟窓口に導入用紙があります。そちらの申し込み用紙をご記入の上、スタッフまでご提出ください。 

※都合により休止しております。再開の折にはホームページ上にてお知らせいたします。

摂食障害家族教室

 疾患の特徴や留意点について学んだり、本人との関わり方について知恵を得ていただけるプログラムを準備しています。 一緒に、講義を聴くことで「知識を得て」、家族同士の語りの中で「知恵を得て」、そして病気を乗り越えていく「勇気を得る」ことができます。
 講義には前編と後編があります。前編は「摂食障害の理解」後編は「摂食障害への対応のコツについて」です。講義後は毎回家族同士で話すグループミーティングの時間を設けています。グループミーティングはご家族のみの参加になります。

日時/内容

第2土曜日13:00~14:40

日時 内容
4月8日(土) 摂食障害の症状・特徴と治療(対象:本人・家族) 講義者:医師
5月13日(土) 摂食障害を支えるコツ(対象:家族) 講義者:心理士
8月12日(土) 摂食障害の症状・特徴と治療(対象:本人・家族) 講義者:医師
9月9日(土) 摂食障害を支えるコツ(対象:家族) 講義者:心理士
場所
当院1階入院入り口横OT室
費用
一家族1,000円

※都合により休止しております。再開の折にはホームページ上にてお知らせいたします。

発達障害家族教室

 前編の講義にて発達障害についての知識を得て、後編の学習会でその具体的な対応について話し合います。発達障害の方は、ものごとの捉え方や情報処理やコミュニケーションの仕方に特徴があります。それは、発達障害ではない人から見ると複雑で捉えがたいと感じられます。また、人が異なればその特徴の現れ方も異なり、発達障害の人と関わりを持つ人に混乱した気持ちを抱かせます。 発達障害の特性を理解することでその混乱を整理し、よりよく関わっていく方法を話し合ったり、知恵を出し合ったりしましょう。
 講義には前編と後編があります。前編は「発達障害の理解」、後編は「発達障害への対応について」です。講義後は、毎回家族同士で話すグループミーティングの時間を設けています。グループミーティングはご家族のみの参加になります。

日時/内容

第2土曜日13:00~14:40

日時 内容
6月10日(土) 発達障害の理解と対処(対象:本人・家族) 講義者:医師
7月8日(土) 発達障害への対応(対象:家族) 講義者:心理士
10月14日(土) 発達障害の理解と対処(対象:本人・家族) 講義者:医師
11月11日(土) 発達障害への対応(対象:家族) 講義者:心理士
場所
当院1階入院入り口横OT室
費用
一家族1,000円

※都合により休止しております。再開の折にはホームページ上にてお知らせいたします。